今回はごくまれではありますが、お客様よりいただくことがある質問にお答えします。
保証期間中に普通に使用していてリューズが外れました。
こういうことはあり得るでしょうか?
上記の質問の回答ですが、
あり得ます。
当然のことながら時計はモノですから劣化します。
お見積り時や修理中に故障していると判明していれば、交換のご提案をさせていただいておりますが、
修理後、保証期間中であってもリューズが取れる可能性は低いですが、ゼロではありません。
また、保証期間中であってもリューズに関しては外装部となり保証対象外となります。
(交換での修理対応している場合は、状態を確認させていただいてからのご案内となります。)
修理直後であれば部品代金を除き、なんらかのご対応はさせていただきますが、
基本的には有償修理という形となります。
いつリューズ周りに故障が発生するかということに関しては、正直なところわかりません。
時計個体や使用環境によるとしか言いようがありません。
リューズが外れる(取れる)原因としては、
主にリューズ破損、巻き芯折れ、オシドリ破損、ネジ外れ等が考えられます。
部品破損で部品の交換が必要になる場合は有償となりますが、
ただのネジ外れの場合は工賃は無償でご対応しております。
詳しくは時計を再度お預かりさせていただき、ご確認させていただいてからのご案内となります。
主に外装部などの保証対象外の故障・損傷に関しては上記と同様の対応となります。
こういった対応は当社千年堂だけかと言われるとそうではなく、
メーカーであれ、他の修理店であれ基本的には同様の対応となります。
時計はモノであるため、いつかはなんらかの不具合、故障が発生するのは仕方がありません。
ご使用環境に気をつけながら、できる限り大切に愛用することにより、
時計とその部品が延命できるとお考えください。