ロレックスの裏蓋シールを剥がした方が良い理由とは?

ロレックス時計を新品購入した場合、
裏蓋には緑色のシールが貼られています。

その多くは表面がビニール製のシールですが、
アンティークのものだと紙製だったり、
また偽物との見分けを付ける為に、ホログラムが入ったものもあります。

当社ではこの裏蓋シールは剥がすことをお勧めしております。

本来、この裏蓋シールは、時計が購入される前に裏蓋にベルト部分が当たって
裏蓋にキズが付かないように、キズ保護の為に貼られているものです。

通常は購入後に裏蓋シールを剥がすものなのですが、
見た目が綺麗なシールでもある為、
裏蓋シールを剥がさずにそのまま着用されている方も多くおられます。

ここで一つ問題があり、裏蓋シールを剥がさないでいると、
裏蓋と裏蓋シールの間に汗や汚れが付着して、裏蓋シールが変色し、
やがて裏蓋が腐食してしまうことがあります。

軽い腐食であれば、研磨を施して腐食を綺麗に除去できるのですが、
ひどいものだと、裏蓋にへこみが生じ、
研磨でも綺麗にできないことがあります。

当社オーバーホールの際にはお客様に裏蓋シールを剥がすかどうかをお伺いしており、
研磨の際には、通常は裏蓋シールを剥がして研磨を行なっております。
(ご希望により剥がさないまま研磨も可能ですが、裏蓋は軽めの研磨になります)

時計を綺麗な状態に保つ為にも、裏蓋シールを剥がしてのご使用をお勧めします。

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