時計修理の千年堂ではロレックス、オメガが中心ですが、そのロレックス、オメガであったとしても修理受付をしていないものもあります。
どういうケースが修理受付しないのか、今回はそのことについてお話します。
修理不可のケースその1 コピー品
コピー品、フェイク品、模造品、イミテーション等々呼び名はいろいろありますが、要は偽物ということです。
偽物に関しては一切修理受付をしておりません。
というのも、偽物自体、法に触れることでありますし、その修理となるとその偽物に加担してしまうことになるからです。
ですので、偽物と判明した場合や偽物である可能性が高いと判断した場合、修理は一切行わず、速やかに返却する形を取らせていただいております。
当社が時計の見積り依頼を受け付ける際、毎月一定数の偽物が届きます。
遺品整理していた時にロレックスやオメガがでてきた場合や友人知人から譲り受けた場合に、修理見積もりを取ってみたら実は偽物だったというケースが現状一番多いです。
(基本的には往復送料・事務手数料をいただく形となっております。)
事前にこういったケースだとお伝えしていただいた場合は、当社側では念の為確認を取らせていただいております。
また、偽物かどうかわからないという人も一定数いらっしゃいますので、そういう方には申し訳ないですが送料をご負担していただいた上でお見積りをさせていただいております。
ごく僅かではありますが、当社のサイトをよくお読みになっておらず、偽物知っていた上で無料見積もりパックを申し込まれる方もいらっしゃいます。
このケースですと当社では梱包費・往復の送料・事務手数料をご負担していただいた上でご返却させていただいております。(ほとんどの場合は音信不通になり、送料梱包費等の損害が発生してしまう形です。。。)
基本的に日本国内では偽物の時計を修理する修理会社は存在しません。
もし存在するようでしたら、それは法律を守っていない悪質な業者となりますので、注意が必要です。
(そもそも論ですが、プライドのある時計修理職人は偽物の時計をを修理したいとは思いません)
次回もまたロレックス、オメガであっても当社では受付不可の時計についてお伝えしていきます。