ブランド関係者の話によると、
店舗を構える中古ブランド買取ショップ、質屋などの買取が日に日に厳しくなってきているようです。
このコロナ禍の中わざわざ店舗に行く人は激減中のようで、今後の未来は非常に暗い状況のようです。
その一方で某業者用ネットオークションが活況という話がでております。
前から言われていましたが、より活況になっているとのことです。
ブランド中古売買業界のGAFAではないかと思えるくらい、プラットフォーム化し業界を牛耳っているとのこと。
千年堂のお客様は時計一生保持の方ばかりですので、現状あまり影響はありませんが、ネットオークションで売られた時計やブランド物のほとんどは中国を中心とした海外に売られてしまい、結果として国内の時計の修理の需要が減り、業界としては年々厳しくなると予想されます。
職人の成り手不足、高齢化による引退により修理供給側も全体としては縮小傾向にありますので、修理需要が減ったとしても問題はないのかもしれませんが、莫大な借金と在庫を抱えた修理会社などは需要減、供給減で非常に苦しくなるかもしれません。
千年堂がスタートしてもうすぐ10年が経ちますが、この10年間で時計修理会社の倒産、解散、夜逃げ、合併吸収などを目の当たりにしてきました。
千年堂は非常に保守的な会社ですので、無理をせず、顧客の時計の保全を第一に考えて運営しておりますので、過度な拡大を行わず、時計の売買などによって在庫リスクを抱えるような事業は一切行わず、事業の多角化も一切やらず、時計の修理のみを専業としてやってきました。
修理一本というのは非常に不安定なため、他の事業に手をだすというのは至極当たり前のような気もしますが、それによって本業が疎かになるという本末転倒なケースを多々見てきました。
千年堂はあくまで、
オメガ[OMEGA]、ロレックス[ROLEX]を中心とした、高級時計のオーバーホール修理一本だけに絞ってやってきたからこそ、リピートしていただけるお客様や当社をご紹介していただけれるお客様が増え、より安心して任せられる修理会社に成長できたと感じております。
これからも無理な拡大や多角化も行わず、お客様のニーズがある限り、安定・安心の修理を提供できるようスタッフ一同日々邁進して参ります。